地下室の先駆者…
永い年月、地下室に情熱を注いできたスリー・ユー先代社長。
スリー・ユーの高い地下室施工技術。その源は、私どもが半世紀以上もの永い年月にわたりありとあらゆる地下室を手がけ、多くの難問をクリアし、新しい工法に挑戦し培われてきたノウハウと歴史そのものです。スリー・ユーが地下室のパイオニアと謳うその根源ともいえる創業者であり、わが国の地下室の先駆者で知られる東方洋雄のこことを、少しお話しします。
半世紀にわたる実績が得た、地下室技術の評価。
わが国において地下室の研究・開発にいち早く従事し、多くの成果をあげてきた弊社初代会長、東方洋雄は、1963年、ロンドンでの地下室の調査・製作に着手して以来、千数百棟に及ぶ数の地下室を手がけてきました。1980年に通産省から地下室研究の受託し、建設省建築研究所と地下室の協同調査などを実施するなど、地下室のことに大きく貢献。永い時間をかけて様々なケースの地下室にかかわり、それによって高めてきた地下室施工技術には様々な方面から多大な評価をいただいています。
スリー・ユーの地下室には、これまでの私たちの情熱と最高の域まで高められた高度な技術が息づいています。
長い年月に培われた技術によって生まれた“鋼製パネル工法”の高い防水性。
防水性、それは地下室施工にとって永遠のテーマといっても過言ではないでしょう。都内の荒川沿いなどに見られる「軟弱地盤」が多く分布する日本の国内ではこの防水をどう処理するかで地下室としてのクオリティとコストが左右されます。特別な処理を多く施せば費用がかさむし、工事中に水漏れを発見したとしたら竣工・施工までに修復するのが、その場合は耐久性に問題がでる。私たちスリー・ユーは長い年月をかけて地下室の施工に携わってきた経験とノウハウを活かし、この問題に対して独自の工法“鋼製パネル工法”をひとつの回答としました。
この“鋼製パネル工法”が高い防水性を誇る理由は、特殊な躯体構造はもとより、その施工時にもスリー・ユー独自の手法が用いられていることも大きく係わっています。例えば地下室外周の溶接時には、全品バキュームテスターにより隈なく防水箇所がないか検査するといったこともそのひとつ。そんな今までの経験を活かした手法を用いることが、私たちの造る地下室が特に防水性において高く評価されている理由です。
1933年愛媛県大洲市生まれ。1957年千葉大学工学部建築科卒。松下電器入社。1963年ロンドン大学留学、移動住宅・地下室を研究。1965年ナショナル住宅出向。1966年東京大学研究員。1969年MIT夏季ゼミにて日本の工業建築を発表。1970年中央公論現代建築家十二人に選ばれる。1971年ナショナル住宅退社。1972年京都市立芸大非常勤講師。1974年(株)スリー・ユー設立。1976年九州芸工大非常勤講師。1986年ミネソタ大学にて地下空間発表。1987年上海同済大学にて地下空間発表。1992年オランダデルフト工科大学にて地下空間発表。2002年大夢設立。建築・絵画・記憶二〇〇二、東方洋雄大夢地下室展開催。現在、株式会社スリー・ユー会長
地下室で培った技術を余すことなく活かすタイムカプセル。
永年にわたり培ってきた地下室の技術。東方会長がその技術を活かす次なるステージは“タイムカプセル”の世界。
地中という厳しい条件下で内容物を何十年、何百年という長い時間の間、品質を損なわず保管することが最重要件となるタイムカプセルは、今まで多くの成果と実績を積んできた弊社の技術がそのまま活かせるフィールドだ。
タイムカプセルはいわば小さな地下室。50cm四方ほどのボックスに先々残しておきたい物を収納するという用途は、盗難、地震、火災、水害などから大切な物を守るためのシェルター的な使い方に注目されている将来が楽しみな分野だ。
10年前の自分と対面させてくれたのは、東方会長のタイムカプセル。
弊社の東方会長がかつて通った母校、愛媛県大洲高校。その卒業50周年を記念してタイムカプセル寄贈したのは2004年のこと。その年、卒業式では、卒業生が思い思いの記念の品をタイムカプセルに入れ、10年後に開封するという約束とともに校庭の地中に埋めるというイベントが行われた。
月日が経って10年後の2014年3月。校庭に集まった当時の卒業生たちのなかに東方会長の姿もあった。期待に注目されるなか掘り起こされたタイムカプセル。10年前に自ら埋めた品々に歓喜の声があがる。今では亡くなった先生の手紙に目頭を押さえるOBの姿も少なくなかった。
10年ぶりにその姿を現したタイムカプセル、なかから出てきた当時の封入物は、湿っていたり変質したりすることもなく、当時のままだった。
「中身が湿っておらず良かった。ボックスは300年使えるので繰り返し使って欲しい」
そう言って微笑む東方会長のタイムカプセルは、湿気の多い地中という過酷な条件下でその実力を私たちに実証した。これは地下室を知り尽くしたパイオニアとしての高い技術がもたらした結果そのものだ。
半世紀たったらまた逢おう。
50年後へ思い込めたタイムカプセル。
千葉大学工学部との連携により、東方会長と同学卒の久世雄太氏らデザイン工学科建築系卒のOBたちと委員会を設置。1957年卒の東方会長と2007年卒の久世雄太氏らとはちょうど50年違いの同窓生となる。世代を半世紀隔てた卒業生が合同でタイムカプセルを埋め、その50年後にまたみんなで集まり開封しようというイベントを開催。
当日は大夢社製のタイムカプセル用意。50cm四方の銅製タイムカプセルに各自の思い出の品や同窓会会報、建築学科のイヤーブックなどを封入し、近所の子どもたちが好奇心に満ちた視線で見守るなか、同窓生らの手によって大学のキャンパスに穴を掘り埋められた。
「大学にタイムカプセルを埋めたのは日本初のこと。記録じゃなくて記憶を残したい」
そう語る東方会長らの計画では、カプセルを10年後の2017年に一度開封して保存状態を確認し、さらに57年まで埋めるというもの。それだけの長い時間の間、地中の多湿な中で収容物に変質を加えず保存できるのもタイムカプセルの密封技術あってのもの。そしてそれは数々の地下室を手がけてきた東方会長のノウハウが基となっていることは言うまでもない。
未来の自分へ想い出の贈りもの。
大夢製のタイムカプセルを無料で提供。
50cm四方のボックスに先々残しておきたい物を収納し地中に埋めて、何十年か後にみんなで開封して当時を振り返る…。そんなロマンあふれるタイムカプセルは学校の卒業イベントにピッタリです。
“株式会社スリーユー”では大夢タイムカプセルのロマンと高い耐久性を広く知っていただくため、只今、小・中学校向けに大夢タイムカプセルを無償提供中。卒業イベント等でこのタイムカプセルを使ってみたいという教育機関の皆様からのご応募をお待ちいたしております。詳しくはお気軽にお問い合わせください。